理事長所信(2026年度)

2026年度 一般社団法人 足利青年会議所 理事長 菊地 恵美

「明るい豊かな社会の実現」を理想とし、責任感と情熱をもった青年有志によって、日本の青年会議所の運動 は始まり、1958 年、県境に位置し共に織物産業で栄えたまち、桐生青年会議所のご支援の下、足利青年会議所(以 下、足利 JC)は設立されました。 公益社団法人日本青年会議所関東地区栃木ブロック協議会と、県境を越えた生活圏を共にする地域によって構 成される昨年 55 周年の節目を迎えた両毛地域青年会議所協議会の二つの協議会に参加する足利 JC は、多方面か らのご支援、ご協力を受け、多くの青年会議所との絆を育み、支えあいながら今日まで運動の展開を行い続ける ことができています。 足利 JC は、2027 年には 11 年に一度の主管となる「とちぎフォーラム 2027in 足利」の開催、そして、2028 年 には創立 70 周年を迎えます。諸先輩方が紡ぎ続けてくださったこの足利 JC の運動において、大きな節目を目前 としたこの 2026 年度の一年は、私たちにとって改めて手綱を締めるためにとても重要な一年と捉えております。

【共に魅せる】

足利 JC は、これまでも「市民のために」と、まちの未来を想い、時間と情熱をかけて事業を行い、発信を行っ てきました。その活動の価値や意味は、市民の目に触れ、心に届いて初めて本当の存在意義を持ちます。 2020 年のコロナ以降、どこか保守的に、「失敗をしないこと」を優先し、足利 JC として「本来求められている 姿」を大いに発揮しきれずにいるのではないかと感じています。 地域の課題を挙げれば人の数だけあり、求めるものも立場や人によって異なります。ただ、いつの時代でも、 市民やまちの期待を超え、希望を抱くことが出来る発信を先進的に行ってきたのが足利 JC だと、私は感じてい ます。多くの方が変化を受け入れ、日常を取り戻している今、改めて私たちの運動を認知してもらい、市民の希 望に繋げることが、まちの活気へと連鎖するのではないでしょうか。 2026 年度、足利 JC のまちづくりは地域への認知を意識します。私たちが日々取り組んでいる活動が、誰のた めで、どのような未来を見据えているのか、それを自信をもって提示し、伝える努力を怠らないこと。見える化 された熱量こそが、共感を呼び、感動を生み、まち全体を巻き込む原動力になるのです。私たちは、そういった 姿勢を形にするための事業を展開していきます。

【共に進む】

この青年会議所運動の中でいつの時代も課題となる「会員拡大」。ここ数年の中でも、2026 年は最小人数の会 員でのスタートとなり、きっと先輩方も心配されていることと思います。しかし、私は決して会員が少ないこと は、弱さでも、デメリットばかりではないと感じています。 それはむしろ、一人一人の存在がより濃く、より重 要になるということであり、足利 JC の魅力を一人一人が感じ、そして発信できる機会が多くなり、誰もが自分 の言葉で、足利 JC を語れるようになれるということです。 だからこそ、ただ「人を増やす」ではなく「同志を増やすこと」に価値を置きたいと考えています。青年会議 所の最大の魅力は、共に運動を創る「ひと」によって大きく変わります。青年会議所における拡大とは構成する メンバーが魅力的であるかどうか、そして、感じている魅力を、どれくらい言語化し発信できるかどうかです。 そこには、私たち既存メンバーの姿勢と覚悟が問われています。 変化し続ける時代に置いて、「3 つ目のコミュニティ」すらも多様化している今、多くの人に足利 JC は求めら れていると、私は確信しています。本気で活動できる環境と、心からの“歓迎”を、全力で用意していきます。

【共に支える】

どうしても「縁の下の力持ち」要素がフォーカスされる事務局という役割ですが、 このポジションこそが、青 年会議所という運動全体の流れ、足利 JC の運動を一番把握しています。理事会も、事業も、対外調整も、あらゆ るスケジュールと情報に精通し、全体の流れを俯瞰し、決して目立たないけれど、誰よりも全体を見て先回りを する必要があります。 黙々と裏側を支えながら、メンバーひとりひとりの動きがスムーズになるように配慮を怠らない、事務局こそ が“運営のリアル”を一番体感できる場所です。根幹を担う事務局がしっかりと組織の基盤とあり続けることで、 委員会は外側への発信に全力で取り組むことができます。 「CS(Customer Satisfaction)」に努めるのが2つの委員会とするならば、まちづくりには市民を、拡大には これから出会う仲間たちに向けて。そして、事務局はその根幹となる「ES(Employee Satisfaction)」を常に意 識し、足利 JC の全メンバーが前を向いて走り続けられる基盤づくりを徹底します。

【共に創る】

足利 JC は、青年会議所内の協議会はもちろん、市内の多くの団体との繋がりを持って運動を続けています。 出向先には、足利 JC とは異なる文化、異なる価値観、そして異なる熱があり、その中で得る刺激は、自分の視野 を広げ、器を大きくする経験になります。出向先でのあなたの行動が、足利 JC の信用へと繋がります。そして 何より、その経験から得られた刺激を足利 JC の中でも発揮してくれることが、組織の底上げに繋がります。2026 年度、その挑戦をしてくれる仲間に敬意を評し、全力で支援を行っていきます。

【結びに】

私は「責任」の上にこそ楽しさがあると信じ、社業も、そして青年会議所運動も続けてきました。時に重くの しかかる十字架があるからこそ、自分を律し、俯瞰し、そのやりがいを得られると考えています。立場や役職は 違えど、メンバーそれぞれが各々の看板を背負ってこの足利 JC に属し「足利青年会議所」という同じ看板を背 負っています。 経歴や役職も関係なく、その自覚を、その自信を、全員の共通認識として持って運動を行い、家族との時間や、 仕事の時間がある上でかけている時間を、誇りのあるものとして積んで欲しいと考えています。 私たちは、まちにいる誰からも必要とされていると、メンバー自身が誇れる足利 JC として、共に「明るい豊 かな社会」を創造して行きましょう

2026年度 基本方針

  1. 市民とまちを巻き込んだまちづくりの実施
  2. 言葉で語ることができる拡大活動の実施
  3. 安心して突き進むことができる組織の基盤づくり
  4. 出向への挑戦の機会と出向者への支援の実施
  5. 足利市の発展に寄与すること