各委員長所信(2022年度)

スマイル活気伝播委員会 委員長 小山 太郎

委員長基本方針

私は東京出身です。車社会ではなく、電車も常に走っており人の数も流れも全く違う場所で生活していました。今生活している足利とはまちの規模も人と接する機会も違いました。東京で生活していく中で多くの人との出会いがあり、地方出身の方から地元へ帰るという話を多く聞きました。私は、ふるさとや地元があることをうらやましく思っていました。

東京での生活は、人々の暮らしにそのまちの歴史や文化が根付いておらず、人のぬくもりを感じることが少ないと思います。人と深く接するのを望まないのか自分の目標に向けて生活しているように思い、多くの人がさばさばとしていました。東京での生活が長かった私にとっては足利での生活が非常に魅力的です。私が思う足利の魅力は、歴史や文化を学ぶ場所があり、何よりも人のあたたかさを多く感じ、やさしく接してくれるところです。しかし、足利で生活している人は、私が感じているようなまちの魅力を当然のものとして感じており、地元への愛着が薄れているのではないでしょうか。

そこで、当委員会ではこのまちを牽引していく市民と共に足利の魅力を探求し、再度認識することで、自分たちも知らなかった新たな発見があり、驚きや笑顔が生まれると考えます。さらに、足利の魅力をアピールし、まち全体が活性化するような事業を実施します。私たちや市民が足利のまちをもっと好きになり、笑顔と活気にあふれるまちに変革していくきっかけをつくります。

市民ひとりひとりが「このまちで暮らしていて良かった」と地元を愛することで、足利が自慢したいまちになり、「明るい豊かな社会」の実現に繋がると確信します。

市民と手と手を取り合い笑顔と活気を伝播していきたい。もっと笑顔のあふれるまちにしたい。足利を元気にしたい。この思いを形にすることが、当委員会での役割であると考えます。

拡大構築委員会 委員長 保々 博昭

委員長基本方針

私が一般社団法人足利青年会議所(以下、JCI足利と省略します。)に入会したきっかけは周りの方からの熱心な誘いがあったからです。JCI足利のメンバーは先輩方も含め、入会する前と変わらず、私に親切に接してくれました。ただ、入会した当初は、委員会メンバーが議論を交わす姿を横目に、決定事項に対して自分なりに協力すれば良い。今思えばどこか他人行儀の自分がいたかもしれません。しかし、活動を通して次第にJCI足利の良さに気づきました。それは同じ地域に根差す同世代のメンバーと新しく交流が持てること。様々な活動を通してそのメンバーとの絆を深められること。地元足利の魅力を再発見できること。委員会活動等を通して自己成長ができること。会員数が増えればそれらの繋がりはさらに拡がることとなるでしょう。そして、ともに「明るく豊かな社会」を築く仲間が増えれば足利市にとってもプラスとなります。

しかしながら現在のJCI足利の実態としてその肝心な会員数が減少していることが挙げられます。私自身、入会に至った経緯は、交流会を通してJCI足利の存在を実際に肌身で感じ、楽しい空間やそこに在籍するメンバーの温かさに触れたことが後押しとなりました。先述の内容も含め、魅力あるJCI足利を広く発信することが会員拡大に繋がると信じています。また今回、委員長就任の打診を受けて自分なりに役割を見つけて組織に貢献したい。私のように加入歴の浅いメンバーにも役割を持って行動してもらい、JCI足利の良さを感じて欲しいと思っています。そして、これからのこの組織を担っていくメンバーと一緒に成長したいとも感じています。

会員拡大に必要なことは、現在活動しているメンバー自身がJCI足利を愛し、魅力を感じ、定着し、主体的に取り組むことであると考えます。そして、とにかく行動することです。具体的には年6回を目安に交流会等を実施し、入会対象者にJCI足利の魅力に触れてもらう機会を設けます。楽しさや温かさを重視して入会対象者が参加しやすいような交流会づくりを心掛けます。またそれぞれの企画を委員会メンバー各員の特色や希望を活かして主体的に実施してもらうことで、一人ひとりが主役となって活き活きと会員拡大活動に取り組める機会にもしたいと考えています。その活動の中で各員がJC活動の魅力を発見し成長することが、今後のより良い会員拡大の一助になると考えます。

当委員会はこの取り組みで会員数の拡大並びに委員会メンバーの定着と成長へと結びつけます。そして、会員拡大を全メンバー共通の課題として捉え、一丸となって拡大活動に取り組める風土を醸成し、2022年を会員拡大の大きな起爆剤となるべく全力で駆け抜けたいと思います。

組織活性事務局 事務局長 鈴木 美知夫

事務局長基本方針

2020年から新型コロナウイルスが流行し、今までの日常が一転し、日々の活動にたくさんの制限がかけられるようになりました。 対面での会議や例会、懇親会までもが開催できない事態となり、オンラインを活用するなど、当たり前だった事が当たり前では無い世の中に変化しました。 今後も新型コロナウイルスを起因とするニューノーマル時代を迎えて青年会議所活動は難しくなる事が予想されます。しかし、そのような時代であったとしても青年会議所は常に変化に対応していかなければならず、事務局としてもこれまでのやり方をただ引き継ぐのではなく、時代や現状にマッチした新しい運営手法が必要とされます。 そして将来にわたり持続可能な組織運営の実施も考えていく必要があります。

現状、リモートや小規模での事業構築や会議を余儀なくされ、新しい環境の中で会議を進めていくことが増えました。また、コミュニケーション機会の減少により、歴の浅いメンバーがどのように活動していけば良いか分からず、取り残されているといった様々な問題が散見されます。JC活動を行っていくためにもメンバー一人一人に寄り添い、きめ細やかにサポートし、不安や悩みを一つ一つ丁寧に解消し信頼される事務局運営をしていく必要があります。また、メンバーは仕事や家庭、プライベートの時間を除いた限られた時間の中でJC活動を行っており、誰しもが十分な時間を捻出できる環境ではないという問題もあります。昨今のコロナ禍においてデジタルツールが発達し、解決手段となりうるツールが出てきましたが、デジタルの良さとリアルの良さ、それぞれの良さをしっかりと見極め、時代に合わせた新しい手法に対応していくことが必要となります。

その点を踏まえたうえで、解決していきたいことが2つあります。 1つ目は会員メンバーの不安や悩みの解消です。仮入会者を含めたメンバーの不安や悩みをアンケート等で丁寧に聞き取りを行い、JC活動をしていく上での問題を一つ一つ解消していきます。2つ目は、会議の質の向上です。会議の質を高めるためには、なるべく早い段階での資料共有や意見集約が欠かせません。限られた時間の中でメンバーの意見を集結するため、会議日以外でも会議運営しやすい環境を提供していきます。そして家族からも協力を頂けるよう時間を効率的に使っていきます。さらに、事務局として情報発信を対内、対外問わず積極的に行います。

最後に、一般社団法人足利青年会議所を作り上げてきた先輩方の実績は私たちの誇りであり、来年には65年目の節目を迎えます。この実績は私たちの誇りであると同時に、先輩から受け継がれた熱い想いに応え、後輩達にしっかりとバトンを繋いで行くことはとても重要です。 その熱い想いと共に、JC活動が楽しく感じてもらえるようにサポートし、メンバー一人一人の心の拠り所と感じて頂ける事務局になり、また、今後も持続可能な事務局運営ができる体制を構築して参ります。